先日、池袋の観光スポットの一つである名建築『自由学園 明日館』へ行ってきました。
アメリカが生んだ建築家の巨匠フランク・ロイド・ライトさんが設計しており、大正末期~昭和初期に造られたにも関わらず、今の時代でもオシャレでモダン、独特なデザインの建造物となっています。歴史や写真好きにはたまらない施設になっており、国の重要文化財にも指定されています。
自由学園 明日館の概要
アクセス
駅西口から徒歩5分ほど。目白駅の方角、つまり、ホテルメトロポリタンのほうに歩き、その裏の住宅街を歩いていくと、『自由学園 明日館』があります。
道中、案内の看板もあるので、とても分かりやすいです。
本館
こちらがメインの本館です。敷地内には、入場券を買って入ります。(遠目に見るだけなら、無料)
中の見取り図はこんな感じです。元々は学校なので、狭いようにみえて、けっこう広いです。
館内の見学の模様は別記事に分けていますので、そちらをご覧ください。(本ページ下部)
お土産SHOPもあり
本館の中には、お土産SHOPもあります。
ファッション・雑貨屋の雰囲気。ぱっと見、あまり男性向けのものが売ってなさそうだったので入らなかったのですが、女性であれば観に行くと楽しそうです。
講堂
本館の真後ろに、講堂があります。毎月、定期的にホリデーコンサートなどのイベントをやっているので、チェックしてから行くと、観覧することができます。(逆にコンサートの時間で本館のほうを見学すると、空いていたりもするので、知っておくと便利です。)
料金
見学のみだと400円、喫茶付見学だと600円です。
わずか200円を足すだけで、おいしいコーヒーと焼き菓子、そして、貴重なフランク・ロイド・ライト設計のインテリアを堪能しながらゆっくり過ごせるので、喫茶付がオススメです。
ただし、喫茶室は、営業日が決まっている(平日はだいたいやっているけど週末はお休みが多い)ので、事前にカレンダーをチェックしてからいきましょう。
・喫茶室 営業日のチェックはこちら
https://jiyu.jp/tour/
(ページ下部のGoogleカレンダーを見ると分かります)
夜間見学もあり!
毎月第3金曜日は、18:00~21:00(20:30までの入館)で、夜見学もできます。
桜の時期は、夜の桜を鑑賞する会などもあります。
歴史
帝国ホテルの設計で来日していたライトさんが、自由学園の教育理念に共感して、設計も担当。本人は、建設の途中で帰国し、最後までの仕上げは弟子の遠藤新さんが中心となって完成されたそうです。
現在の周囲にはビルやマンションが立ち並んでいますが、当時は、まばらな民家と、草原が広がっていたそうで、今よりも温もりのあるノスタルジックな風景だったそうです。
建物の特徴
全体の高さを抑えて、左右対称の構成、そして光と影のコンストラクトに、とてもこだわりのある建物設計となっています。
見学の体験談!
写真の容量が重くなってしまうので、別記事に分けました。どんな建物か気になる方は、ぜひ参考になさってください。
ただ、個人的には、現地で見学することを強くオススメします。建物の匂いだったり、光と影のコントラストだったり、肉眼で見ないと感覚として伝わってこないことがあるためです。
関連する建築物
池袋周辺には、ライトさんの弟子が作った有名な建築物があります。
一つは、遠藤新さんの設計した『目白ヶ丘教会』で、もう一つは、アントニン・レーモンドさんの設計した『カトリック豊島教会』です。