池袋には、北口側の空に、巨大な煙突が見えます。
近づいてみると、一枚の写真の枠内に収まりきらない長さです!
実はこれ、なんなのかといえば、ゴミ焼却炉の煙突なのです。
煙突施設の正体は、豊島区の清掃工場
豊島清掃工場(としませいそうこうじょう)は、名前の通り、豊島区にある清掃工場です。
元々はプールとスケート場があった跡地!
豊島清掃工場のあった場所には、元々、「西武鉄道」グループが手掛けるレジャー施設「池袋マンモスプール&池袋スケートセンター」がありました。
夏はプール、冬はスケート場として、昭和35年~平成5年に営業しており、できた当時は、「世界一広いスケート場」が宣伝文句でした。
芸能人の新春オールスター水上大運動会で撮影ロケとしても使われたそうです。
当時の様子
当時は娯楽も少なかったので、たくさんの人が訪れて大盛況だったようです。
↓ 当時の写真はこちらから
https://japaneseclass.jp/img/%E6%B1%A0%E8%A2%8B%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB
バブルの終わりと共に……
こういったバブルの時期に生まれた大型のレジャー施設は、バブル崩壊後、だいたい潰れており、マンモスプールも同じように営業終了しました。
また、各区ごとに清掃工場を作る必要があった背景もあって、巨大な施設の跡地は、このように清掃工場にもなりやすいです。
スケート場とレジャープール。今の時代でこそ、池袋にあったら賑わいそうですが、あまりに大きすぎたので、維持費もすごかったのでしょうね……。少し、残念です。
豊島清掃工場の見学方法
清掃工場は、基本的には一般の人は入れませんが、毎月、決まった日にちに個人見学会を設けていて、予約して申し込めば観に行けます。
興味のある方は、詳しくはこちらの記事を参考に。