目白にある『切手の博物館』では、日本や世界の切手を約35万種も保有しており、世界最初の切手「ペニーブラック」や日本最初の切手「竜文切手」などの珍しいコレクションを鑑賞できます。
1Fの展示室は3ヶ月ごとにテーマを変更して企画展をやっており、まだ行ったことがなかったので、先日に訪問してみました。
アクセス・行き方
目白駅を降りて、線路沿いの南へ向かって徒歩5分ほど。
ゆるやかな坂道の途中に、切手の博物館があります。
こちらは2016年に設置されたという、楳図かずおさんのギャグマンガ「まことちゃん」をモチーフにした「まことちゃんポスト」です。
とてもオシャレなエントランスです。
館内の雰囲気
入ってすぐ、切手で作った、見事なアートが展示されていました。
右側が受付で、その先の1F~2Fが展示エリアとなっています。入場には大人200円、子ども100円が必要です。
左側には、ミュージアムショップがあります。
昔ながらの郵便ポストも展示されています。
館内はエントランス以外は原則撮影禁止ですので、写真はここまで。以下、自分の感想です。
博物館エリアの感想
自分が行った時は、蝶をテーマにした展示がされており、国内・世界中から集めた、本当に膨大な量の切手を鑑賞できました。また切手だけでなく、日本の近代郵便制度の創設者の一人ともいわれる前島密(まえじまひそか)さんのことを知れたり、郵便にまつわる歴史を学ぶことができます。
二階は切手普及の第一人者・水原 明窗(みずはら めいそう)さんの記念館になっていて、当時の書斎の様子や切手関連の本を自由に観ることができます。中でも「切手は無言の外交官」という言葉には、とても感銘。
同じブースに、世界最初の切手「ペニーブラック」や日本最初の切手「竜文切手」などの珍しいコレクションも展示されているので、切手に詳しくない人でも「すごい!」とわかる展示物があります。
三階では、切手貼り絵コンテストが開催されていて、全国の切手好きの方々の熱い気持ちがこもった、ユニークな作品を観ることができました。
ミュージアムショップの感想
ミュージアムショップは国内・世界のご当地切手が買える、切手好きにはたまらないブースとなっています。もちろん、ご当地モノに限らず、キン肉などのアニメ系だったり、各国の戦争関連の切手などもあって、ふだん目にすることがないものがたくさんです。
「これはこれで博物館に匹敵するのでは…?」というくらい切手がたくさんありますので、買う買わないは別にしても、ぜひ観ておきたいスポットです。
また、ショップの奥には切手の買取サービスもあって、自分のコレクションを手放して現金化したい時にも役立ちます。待っている間は、100円のセルフカフェもあるので、ゆっくり時間をつぶすこともできます。
ペニーブラック柄のネクタイ
お土産も充実
展示エリア、ミュージアムショップのどちらでも色んなものを購入できますので、お土産選びも楽しいです。自分は、博物館オリジナルの人気商品「のり」を買ってみました。
とてもかわいい。
他にも、オーストリアのディアンドルやシュタイアーの帽子をモチーフにした刺繍切手や、ウィンナーローズが描かれた陶器切手、マレーシアの祝い料理をモチーフにした円形切手など。バリエーション豊かな切手を買うこともできます。
家族や友達と一緒に来た人は、切手型に撮影できるプリクラなどもあるので、思い出に一枚も良いかと思います。
入場は切手で払えたり無料の日がある!
切手の博物館という名前だけあって、なんと入館料は、切手で払うこともできます。また毎月23日は「ふみの日」ということで入場が無料だそうです。
気軽に立ち寄れる博物館ですので、目白の近くに立ち寄った際は、ちょっと足を運んでみるのも良いかと思います!