先日、池袋の『郷土資料館』へ行ってきました。
ヤミ市・池袋モンパルナスをミニチュアサイズでジオラマ再現した展示や、当時の詳細な歴史。また、豊島区の歴史年表、地層、農耕など色んな情報を知ることができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。
入場無料で、季節によって特別展示などもあるので、ぷらっと立ち寄りやすい、池袋のありがたいプチ博物館です。
アクセス
西口から、徒歩7分ほど。防災局(消防署)の道を曲がって、すぐのところに、青いエントランスが目印のとしま産業振興プラザがあります。
郷土資料館は、としま産業振興プラザの7Fにあります。
郷土資料館を見学!
エレベーターで7Fに降りると、すぐにエントランスです。平成29年にリニューアルしていたそうで、とても綺麗なスペースになっています。
レファレンスルームでは、椅子で休憩しながら、豊島区はじめ、東京に関する歴史書などが読めます。(ただし、その場限りの閲覧のみOK。書籍内容のメモや写真撮影、貸出などは不可。調べものなどで事情あれば、とにかく事務室にまずは問い合わせ。)
見学希望の人は、そのまま展示室のほうへ進みます。
なお、展示品について、写真撮影は原則禁止ですので、気をつけましょう。(どうしても必要な方は、事務室に応相談。)
個人的な見所ポイント!
一番の見所は、ヤミ市と池袋モンパルナスのジオラマ展示でした。1/20サイズで精工に再現されていて、当時の雰囲気が視覚的にわかるので、活字が苦手な人にもありがたい展示です。建物にかかった看板などの文字もレトロデザインできちんと再現されているので、デザインに関心ある人が見ても面白いと思います。
また、年表で池袋の発展の様子がダイジェストで追いかけられる点もわかりやすく、見ごたえがありました。池袋が好きな人は、一度でも見ておくと、街全体への印象があらためて変わるかと思います。
池袋の闇市について知りたい方は、こちらの記事も参考に。
ヤミ市の歴史を知りたい人は郷土資料館へ
ジオラマ展示に付随して、ヤミ市の歴史や、当時に取引されていた物資の価格相場表などもあって、とてもタメになります。
私が印象深かった内容は、
「1946年東京最初の連鎖商店街、森田組東口マーケットが誕生し、そこからヤミ市がドンドン拡大。最盛期には、池袋東西で1200軒規模の店が立ち並び、米、砂糖、石鹸は相場の100倍以上の価格で取引されていた。しかし、1949年頃から取り壊しが進んでいき、だんだんと姿を消していった」
などの情報です。他、もっと色んな展示・情報がまとめてありますので、詳しく知りたい方は、ぜひ足を運んでみてください!