先日、ラーメンの神様・山岸一雄さんが考案した、つけめんの元祖とされる「特製もりそば」を食べに、池袋の大勝軒本店へ行ってきました。
元祖にしてウマさがすでに完成しており、つけめん好きなら必ず一度は食べておきたい、そして定期的に食べたくなる絶品です。
アクセス・行き方
大勝軒の本店は、池袋駅からは徒歩10分ほど。豊島区役所の裏のほうにあり、最寄り駅は東池袋駅となります。
55年以上つづく伝統のお店ですが、こちらの本店は、2008年に移転・リニューアルされた店舗になるため、とても綺麗です。
外の席もあって、涼しい時期は風を感じながら食せます。
調味料も一式揃っています。
店内は、シックなウッドテイストで、とても広々しています。厨房も、すごく綺麗で清潔です。カウンターは8席、テーブルは2人席が5卓あります。山岸さんの写真なども展示されており、ラーメン好きの人にとっては聖地巡礼の観光地ともなっています。
混雑具合は?
平日の昼過ぎに行ったのですが、そんな時間でもお客さんが賑わっていました。とくに、近隣のサラリーマンの方や、ラーメン好きな方々が多かったです。(歴史ある店ですので、両手を合わせて、丁寧にいただきます、をしてから食べる熱心な方もいました!)
さっそく食べてみた!
こちらが元祖つけめんの「特製もりそば」(税込800円・並320g)です。
麺は中麺で、やわらかめです。
みずみずしく、モチモチしており、啜り具合と喉越し具合が抜群です。
スープは、魚粉の甘辛系です。
甘味・酸味・辛味がちょうど良い具合の配分で、旨味ばっちりです。
スープには適度なとろみがあって、麺に絶妙に絡みます。
具材は、チャーシュー、メンマ、ゆで卵、ネギ、のり、なるとが入っています。一切気取ることのない、昔ながらのチャーシューはたまらない味わいです。
とにかく麺を啜る美味しさがずば抜けている!
個人的に思ったことが、元祖にして、すでに「麺を啜る美味しさが極まっている」でした。
最近の進化しまくったつけめんの味に慣れている人たちの中には、食べログなどで「特徴がない昔のつけめん」とか「普通」とか書いている方もいますが、最初に作ったメニューが、そういったオーソドックスさを感じるほどに仕上がっているということは、本当にすごいことです。
また、人の味覚はそれぞれで、自分はそれこそ「普通に美味しい!」と思うほどに逸品でもあります。ラーメンブーム、つけめんブームの火付け役ともなった、元祖つけめんは、絶対に一度は食べておきたいメニューかと思います!