豊島区トキワ荘通り『お休み処』へ行ってみた!

観光スポット

先日、豊島区の観光スポット・トキワ荘ゆかりの地エリアを散策してみました。

平成25年にオープンした、トキワ荘通りにある『お休み処』では、トキワ荘に関する展示や漫画の閲覧、またお土産販売や街の魅力などを発信しており、初めて訪れる人は必ず訪問したい観光スポットです。

トキワ荘の魅力の発信地!

目白通りから、二又交番のある三叉路のところを、豊島区トキワ荘通り(商店街)のほうへ入っていくと、すぐのところにお休み処があります。

トキワ荘お休み処

『お休み処』とあるので、まるでカフェのイメージを持ってしまいますが、お茶するお店ではなく、どちらかというと資料館のような場所で、展示を楽しむ場所になっています。

トキワ荘お休み処

1階は漫画の閲覧・サイン色紙などの展示・売店など

入ってすぐに、トキワ荘ゆかりのマンガ家先生たちのサイン色紙が並べてあります。

トキワ荘お休み処

マンガはすべて閲覧可能です。
4席あって、座ってゆっくり読書して良いそうです。(とくに料金もかからないそう。)

トキワ荘お休み処

物販もあって、ここだけのお土産を買うコトもできます。とくに、トキワ荘で良く飲まれていた焼酎のサイダー割「チューダー」のネーミングを持つアメは名物です。

トキワ荘お休み処

中に入ると、案内所の優しい方々が色んな説明をしてくれて、2階展示室への見学も促してくれます。

2階はトキワ荘ゆかりのものを色々と展示!

こちらはSNSなどのアップは禁止なので、テキストのみで紹介します。(他の方のブログだと普通にアップされていたりしますが…!)

2階では、主に以下のような展示を楽しむことができます。

・寺田ヒロオ氏の部屋を再現した展示
・トキワ荘の歴史説明
・トキワ荘の見取り図
・1952年~1982年の漫画家ごとにまとめた一覧年表
・漫画家の詳しい説明
・色んなキャラクターの壁画
など

当時のトキワ荘のリーダー的存在だった寺田ヒロオ氏は、他のマンガ家仲間からテラさんと慕われており、住んでいた22号室では、新漫画党の会合や夜の宴会などが頻繁に開かれていたそうで、その時のワンシーンを再現した展示が一番の見所となっています。

一つ注意点として、豊島区トキワ荘通り『お休み処』では、寺田ヒロオ氏の部屋の様子を再現した展示はありますが、建物自体は、実際にあったトキワ荘の跡地というわけではありません。

ちょっと知っておきたいトキワ荘の豆知識

トキワ荘が本当にあった跡地は、現在は株式会社の建物となっていて、その入り口のわきに記念碑が建てられています。

また、お休み処から徒歩数分ほど歩いたところにある南長崎花咲公園では、当時のトキワ荘の建物そのものを丸ごと再現して、新たな観光スポット「マンガの聖地としまミュージアム(仮称)」を作るべく、2020年3月完成に向けて、工事が進められています。

つまり、要点をまとめると、

・豊島区トキワ荘通り『お休み処』
 →トキワ荘観光の案内所(寺田ヒロオ氏の部屋を再現した展示はあるけど、建物自体はトキワ荘との関連なし。)

・トキワ荘が本当にあった跡地
 →現在は株式会社の建物となっていて、入り口わきに観光者向けの記念碑が建てられている

・南長崎花咲公園で工事中の「マンガの聖地としまミュージアム(仮称)」
 →トキワ荘の建物を再現して、新たな観光スポットになる予定。(2020年3月完成予定)

という感じです。けっこうややこしいんですが、一回観て回ると、すぐにわかります。

トキワ荘って、そもそも何?

トキワ荘は、手塚治虫先生を筆頭に、多くの有名漫画家が入所したことで有名なアパートです。

建物自体は、2階建ての木造で、1952年(昭和27年)12月、豊島区椎名町五丁目(現・南長崎三丁目)に棚上げされたもので、1950年~1960年代初めに、手塚治虫先生・石ノ森章太郎先生・赤塚不二夫先生など多くの巨匠漫画家を輩出した、いわゆる聖地的な場所となっています。

しかし、1982年(昭和57年)、建物が老朽化していたこともあって、取り壊されてしまったという経緯があります。

まとめ

トキワ荘めぐりの観光においては、この『お休み処』が一番の観光スポットになっていますので、初めての方は絶対に立ち寄るようにしましょう!

トキワ荘ゆかりの地をもっと散策したい方へ

散策ルート、他の観光スポットなど、詳しくはこちらの記事にまとめていますので、これから初めて行かれる方、観光を予定されている方はぜひ参考にしてもらえれば幸いです。